DORACULAの日記

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こちらについては賛否両論あるでしょうが、まず人を殺害するまでに至った人の心情は計り知れないものがあります。
人を殺すことは何故いけないのか答えられる人は少ないと言う方もいらっしゃいますが、それを他人に投げ掛ける方には大切な方がいないのでしょう。
それと同時に人から大切にされていない方であるとも言えます。
何故なら人から大切に思われているならば、その心を大切にしないといけないという心も芽生え自ずと人を殺めてはいけないという事もわかるからです。
違う言い方をすれば、人を殺めてはいけないということは、理屈や理論で語れるほど単純なことではありませんから、その答えを問うということは、率直にそれを知りたいから、そういう衝動をしなくて済む方法を得たい方の切なる希望ともとれます。
そういう心の葛藤や人の生きざまは簡単に語れることではないことを踏まえて敢えて申し上げます。
人を殺めることしか選択ができなかった場合でも死ぬことが人としてのけじめではないと。
けじめは、生きたままでは行えなかったのでしょうか?
人を殺しておいて生き恥を晒すのか?という意見もあるでしょう。
しかし、この事件はその類いでは無いのでは?と私は感じました。
この方の場合は生きて罪を背負う形もあったのではないかと思ったのです。
どういう形であれ人一人の命、他人を殺めた後に自殺されたのは潔いという捉え方もあるでしょう、しかし生きること、その命をまっとうすることは、それ以上に尊く険しいことです。
今回の事件はそういう意味で悔やまれます。